パワハラなど、世相をえぐる3分ビデオ ~第7回「レイバーフェスタOSAKA」~

パワハラなど、世相をえぐる3分ビデオ ~第7回「レイバーフェスタOSAKA」~

12月19日、エル大阪南館で、第7回目の「レイバーフェスタOSAKA」がひらかれた。

今年の司会は新人の小泉友由子さん、ベテランの津村明子さんがフォローして、スムースな進行だった。

初めは中国のジーンズ工場の女性労働者の姿を描いたドキュメンタリー「女工哀歌」が上映された。彼女たちは、時間給0.5元(6円)で、数ヶ月休みなく働かされる。14歳の少女も年を隠して働いている。正月に国に帰れない主人公が金魚に餌をやりながら「金魚が羨ましい。食べて寝るだけだから」と語るシーンは見ていて胸が塞がる想いだった。

重松昼休みをはさんで関西の3分ビデオが上映された。これは労働や人権をテーマに自ら映像を作ろうという、フェスタの目玉の1つで、11本の公募ビデオが集まった。今年はパワハラをテーマにした作品が目についた。このうち重松智子さんとエンドウノリコさん共同制作の「日赤・いじめの病巣~ずっと不器用な自分が悪いとおもっていた~」という作品は、職場でパワハラにあった事情を被害者の重松さんが語るもの。自作の上映のあと、制作者の一言スピーチがあり、「このビデオを制作したことで、自分が解放された」という重松さんの言葉に、ビデオの持つ力を改めて感じた。

ALT今年は第七藝術劇場の好意で、劇場の半年間通用招待券が賞品の「ナナゲイ賞」が制定され、不安定な外国人教師の実態を訴えたゼネラル・ユニオン制作の「ALT outsourcing」が選ばれた。


Akikan観客の投票で好きな作品を選ぶ「観客賞」も初めて実施され、京都の高菅純子さん制作の「どうしたらいいやろ?空き缶回収禁止条例」が選ばれた。


cho後半は、趙博さんの破壊力があるライブ&トークがインターナショナルで締めくくられたあと、東京の3分ビデオ15本が一挙上映された。切り口、センスなどの点で、東京の作り手の層の厚さを感じさせる秀作が多かった。


JohnnyH最後は「ジョニーH」こと、分限免職と闘う疋田哲也教諭が東京からかけつけて舞台にのぼり、トークを交えながら大阪の橋本府政を鋭く突く歌で、おおいに会場を盛り上げた。


宣伝、販売、協力体制など、今回は反省点が多いレイバーフェスタといえる。内容の充実に比べて、参加者は80名にとどまったのは残念だ。「百年目のヤクソク」などを歌って会場を盛り上げた趙博さんも「わしらライブやるときは赤字にならんように、必死でチケット売るで」ステージから叱咤激励した。

最後まで参加してくれた学生の「今後、一緒にやれることを考えたい」という言葉が希望を感じさせてくれた。

(文責 小山帥人)
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レイバーフェスタもうすぐです!

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ぜひご参加ください!

レイバーフェスタ2010OSAKA

【転送・転載歓迎】
レイバーフェスタ2010OSAKA
12月19日(日) 11:00開場 11:30開演

長編ドキュメンタリー 『女工哀歌(じょこうえれじー)/CHINA BLUE』
女工たちの平均年齢は15歳!中国製(メイドインチャイナ)の裏側に迫るドキュメンタリー

ライブ 浪速の巨人、趙博(ちょうばく) 推参!

公募ビデオ アナタ自身の制作・監督による公募3分間ビデオ

会場 エルおおさか南館5Fホール(地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m)
参加費 当日1,200円 前売1,000円 学生・失業者・障害者1,000円

主催:レイバーフェスタ大阪実行委員会 http://labour.blog71.fc2.com

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レイバーフェスタって何?
「労働」や「労働運動」あるいは「生活」を、映像やパフォーマンスなどを通して見つめ直すイベント。アメリカ西海岸ではじまり、韓国や南米などにも広がり、大阪では2004年からスタートした。失業やリストラが蔓延し、労働組合もあるような・ないような日本社会。いま、私たちがいかに生き、どう暮らしや権利を守っていけばいいのか。映像を通して一緒に考えてみませんか。

プログラム
11:30 長編ドキュメント『女工哀歌』
13:30 公募3分間ビデオ�(関西作品)
15:00 趙博ライブ
15:45 公募3分間ビデオ�(東京作品)
16:50 終了予定 ※途中3回の休憩タイムをはさみます

長編ドキュメント『女工哀歌(じょこうえれじー)/CHINA BLUE』
 (監督:ミカ・X・ペレド/アメリカ/日本語字幕付/2005年/88分)

“世界の工場”と呼ばれるようになった中国の、とあるジーンズ工場。欧米や日本に向けて製品が作られている。四川省の農村で生まれ育った16歳のジャスミンは、家計を助けるために2日間の列車旅をかけて工場にやってきた。与えられた仕事は、完成したジーンズをチェックして余分な糸を切ること。時給7円という低賃金だがほとんど休む間もない忙しさに重労働も重なり、しかも給料の遅配も続く。工員たちの不満がつのっていった…。
悪夢のような生活の中に夢や希望を見いだして力強く働く少女たちの姿を捉えた迫真のドキュメンタリー。
 
監督のミカ・X・ペレドは、スイス生まれのイスラエル育ち。さまざまな職歴を経てドキュメント映像作家の道へ。「ウォルマートがなぜ、あれほど安く商品を売っているのか」を探るうちに、この作品の制作へと至る。当局によるテープ没収、隠し撮り、撮影対象の変更などの苦労を経て、本作を完成させる。アムステルダム国際映画祭でアムネスティ・ヒューマン・ライツ・アワードを受賞。

趙博ライブ
「浪花の歌う巨人・パギやん」の異名をとる歌劇派芸人。大阪市西成区出身、在日韓国人2世。20年間の教育労働者生活を経て2005年プロに転向。ブルース・ジャズ・ロック・フォークは勿論のこと、朝鮮や韓国の古典民謡やニホンの浪曲、落語も得意で、年間のライヴ・公演数は百回以上にのぼる。「日韓併合」百年の今年、最新CD「百年目のヤクソク」(第11集)をリリース。

公募3分間ビデオ
映像で観る「アナタの仕事・ワタシの権利」
レイバーフェスタが切り開いた新しい映像表現、一般公募による自主制作3分ビデオです。働く人たちの姿や声、問題提起を3分の映像にまとめてください。例年通り、東京とも提携して相互に上映する予定です。応募希望者は、著作権をクリアしたうえで、タイトル・制作者・連絡先を明記し、DVミニかDVDで下記まで送付してください。
応募締め切り/09年12月10日
作品応募先/〒533-0011 大阪市淀川区西中島4-7-2
      チサンマンション新大阪707 ビデオ工房AKAME気付
      TEL&FAX:06-4805-0234

賛同募集
この企画に賛同していただける個人や団体を募集しています。数多くの協力があってこそ、レイバーフェスタの成功があるのです。
1口:個人1,000円 団体3,000円
郵便振替:00980-9-77056「レイバーフェスタ大阪」

レイバーフェスタ2009大阪  実行委員会呼びかけ人
エンドウノリコ(ビデオ工房AKAME)
小山 帥人(自由ジャーナリストクラブ)
在間 秀和(大阪労働者弁護団)
津村 明子(働く女性の人権センター・いこ☆る)
山原 克二(APWSL関西)

お問い合わせ
〒532-0011 大阪市淀川区西中島4-7-2 チサンマンション新大阪707 ビデオ工房AKAME気付
TEL&FAX:06-4805-0234
メール:ffffesta@yahoo.co.jp
ホームページ:http://labour.blog71.fc2.com

PDFチラシはこちら

レイバーフェスタ2010OSAKAのチラシができました

レイバーフェスタ2010OSAKAのチラシができました

チラシ表(PDF 1.06MB)
レイバーフェスタ2010OSAKA1


チラシ裏(PDF 2.07MB)
レイバーフェスタ2010OSAKA2

レイバーフェスタ2010OSAKA

「働く者の映像祭」ともいうべき「レイバーフェスタ」は,アメリカ西海岸で始まり,世界に拡がっています.大阪では2004年から開始され,今年で7年目です.今年は2010年12月19日(日)エルおおさか南館ホールにて.
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